Don't Stop Going!

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ジャニオタがK-POP沼に1年間浸かって受けたカルチャーショック達

あにょはせよ~ちょぬんいこいむにだ~

と挨拶が言えるくらいになりました。低レベルいこですこんばんは。
そんなこんなico-ca.hatenablog.com
K-POPという沼に足を踏み入れてから、そろそろ1年が経とうとしているわけでして。
1年って早すぎると思う。確か1年前の今頃EXOを覚え始め、12月の大阪でのコンサートをやっている頃には「コンサートには行ってみたいけど大阪に飛ぶほどでもない」と言って行かなかった(しチケットも無かった)事を激しく後悔している。
過去は振り返ってもどうにもならない。

10年弱ジャニオタをしてきた人間が1年間K-POPの現場に行った結果、やはりカルチャーショックみたいなものが沢山あった。
1年ゆるっといくつかのK-POPコンに遊びに行ったジャニオタによる気付きだと思って読んで頂きたい。


-音楽番組

K-POPは本国の音楽番組が多い。1曲新曲を出せば、その活動が終わる何週間の間何度も同じ曲のパフォーマンスが見られる。
同じ曲と言っても他の曲をくっつけてメドレーにしていたり、衣装や演出を変えたりしてくれるので飽きない。
また、どの番組も順位付けがあり、1位になると盛大に祝われるし本人も嬉しそうだ。

ジャニーズの場合(と言うか日本の音楽番組)は今やゴールデンタイムのミュージックステーション(以下Mステ)くらいしか大きなものは無い。
昔はうたばんとHey×3があり、バラエティに富んだ活動が見れたのに、残念だなと思う。
Mステにしても、かなりまれに2週連続出演があるが、基本的に1活動1出演。
その代わり活動時期以外にジャニーズ特集として出演したりする。
ランキングはCD売上ランキングのみ。そこに出演者が乗れば拍手で祝われると言った感じ。
ジャニーズ出演時を見ていると1位がほとんどな気がする。

その代わりというか、Mステの演出は結構ド派手な所がある。
屋上や野外で歌ったり、楽屋からステージまでを使ってみたり、番協をこれでもかという程入れて紙吹雪やら風船やらで賑やかにしたり。
昔タキツバのSAMURAIの時に、翼が大阪にいるからって映像出演させて、それをあたかも本人がいるかのように3D?で出した時はビビった。
あ、その時のバックはもちろんエビキス*1です

K-POPは出演回数は多い、ジャニーズは少ない分1回が派手なのか。

  • 画像と動画

これに1番カルチャーショックを感じた。
まず、K-POPの何が凄いって普通に写真撮ってるの。普通に動画撮ってるの。
コンサート中だけじゃなく、空港の出待ち写真とか入り出待ちの写真とか、ちょっと探せばすぐ出てくる。
一応ダメになってるんじゃないの…?と思うけど、これはもう文化なのかと思う。
日本でのコンサートは撮影禁止なのは共通だしカメラチェックもある上にコンサート中の警備員の数も多いけど、
やはり監視しきれないのかどこかで写真と映像が上がって来る。
長年ジャニーズに住んでいた私は、画像と動画の多さに唖然とした。
だってジャニーズの画像って公式写真と雑誌の写真と番組のキャプ画しかない。
原宿とか行けばちょっとはそう言う写真もあるけど、どこか「隠れて」そう言う画像を流通させている。
K-POPの場合は、オープン。超オープン。何ならYoutubeにも沢山上がってる。驚き。
そう言う動画の何が有難いって、公式がやってくれないマルチアングルを楽しめるってとこだと思う。

それにしても凄い。ジャニなんて音楽番組をYoutubeにアップするだけで即行消されるのに。

あと、本人発信の画像も凄まじく多い。
個人でSNSをやっている子も多いし、ユニット公式SNSやらペンカフェやら諸々を覗けば、
出てくる出てくる宝の山が。
ジャニでは雑誌の隅っこの方にある撮影オフショみたいなところでしか見れないであろう、本人撮影のセルカがバンバン上がる。
ツーショットもバンバン上がる。
お陰で沼に落ちてから、iPhoneのカメラロールの容量が危険なことになっている。

  • 雑誌

これは韓国の雑誌事情にそれ程詳しくないからわからないけど、ジャニは強いと思う。
毎月の3誌*2とポポロは確実だし、TVガイドやテレビジョンなどのテレビ誌に特集が組まれたり、連載を持っていたり。
コンビニのテレビ誌コーナーに行けば絶対ジャニの誰かが並んでるというのが日常。
毎月3誌+αを購入しているとそれだけでもかなりの出費になるので、毎月吟味したりが大変だった。
でも毎月それだけの媒体に載るっていうのが流石ジャニーズと言うべきか。アイドルの代表流石だな。


ここまでが露出編という感じ。
続いては、コンサートに行ってみて痛感した差について。

  • チケット

これはもう、ジャニと国内アーティストを比べても出てくるカルチャーショック。
前振り込み(郵便振替)+郵送(普通郵便か配達記録)=ジャニーズ

ジャニーズにハマる前に他のアーティスを通ってなかった私は、ジャニにハマった当初はそんなにショックはなかった。
へぇ、そんなもんか。くらいの感じで初めて郵便振替というものを覚えた。
今や書いた青い紙(振替用紙)の数は計り知れない。
舞台などに行くとぴあ等で購入してコンビニ発券、というポピュラーなチケットが多いのだが。

K-POPはペーパーレスチケットが多かった
ピクチケ(アーティストの写真が印刷されているチケット)は配送だったりもする(ちゃんとセキュリティ便で届く/重要)し、コンビニ発券もゼロではない。一般で購入したらコンビニ発券なのは変わらない。
だが、チケットボード(チケボ)を利用するコンサートも結構あった。
チケボとは、オサイフケータイやQRコード認証で入場できるペーパーレスチケットサービス。
私はこれまで、椎名鯛造のファンイベントでしか使ったことがなかった。
それが今年になって大活躍。あの時ID取ってて良かったと思った。
基本的にアナログが好きな私はペーパーレスは苦手だ。(椎名鯛造ファンイベでオサイフケータイが認証されず手こずった経緯もあり)
できれば紙チケにしてほしい。ケータイかざすよりスタッフがチケットもぎった方が絶対入場がスムーズだろう。
ドームクラスの入場でペーパーレスって恐怖でしかない。
なので今回のEXOコンが紙で本当に良かったと思う。

ジャニオタはいつまで郵便振替なんだろうな。
でもあのお陰で郵便局のATM操作めっちゃ速くなったぜ私。

  • コンサートグッズ

ラインナップは基本的には似たようなものかとは思う。
ショッピングバッグやTシャツ・パーカーの衣類にアクセサリーなど。
無いのはジャンボ団扇とフォトセットかな。
アクセサリー系は、ジャニは可愛い系、K-POPはシック寄り(キャップ、ヘアバンドなど)かもしれない。
まぁキャップはコンサート中は取れって言いたい。

あとちょっと思ったのが、ジャニーズはランダム商法が少ない
K-POPのコンサートにいくつか行ったけど、何かしらでランダムグッズがある。
防弾少年団はフォトセット(写真で誰が出るかわからないって結構辛い)、EXOはキーホルダー。
推しが出るまで買う人や、グッズ売り場出口で交換の為に待機する人がたくさんいた。

意識したことはなかったけど、ジャニーズは基本的にメンバー別で売ってくれている。
キスマイベアとかランダムにしたら乱闘が起きそうだけど、オタクとしては有難い。

ちなみに私は今回のEXOでしっかり交換で推しを揃えました。
それ程人気メンじゃないと交換がすぐ見つかって助かる…

  • コンサートでの装備品

持ち物と書いて装備と読む。
私は
盾⇒団扇(基本2枚装備)
剣⇒ペンライト
攻撃力アップ装備⇒双眼鏡
攻撃力アップ装備⇒ヒール
鎧⇒明るめや派手めの服

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盾2枚装備ってこんな感じかな

と、コンサート中の装備品として認識している。
私はしないし推奨しないし視界の邪魔だから撃ち落としたいけど、頭についてるリボンやその他装飾品も、
彼女たちにとっての攻撃力アップ装備かヘルメット的な役割なんだろう。
オタクの視界を塞ぐという点では攻撃力は高いけど、逆にそのオタクの反感買ってるからやめとけな。
あと服そうは女子っぽい服装が多い。一時期多かったどこのキャバですか?ドレスは絶滅危惧種になったみたいだけど、
やっぱり柄ワンピだとかその時流行っている服装で派手めなものが多い。
個人ごとにメンバーカラーがあると、服や小物にその色を取り入れるのも特徴。
たまに全身メンカラの人がいて、それはどうなの、という人がいたりもする。

で、K-POPもその装備品で挑むものだと思っていたら、違った。

盾⇒団扇(1枚)またはボード(A4横サイズくらい)公式団扇は無いので持たない人も多い
剣⇒ペンライト
鎧⇒シンプルやモノトーン、パンツスタイルも多
鎧⇒ツアーTや非公式Tシャツ・トレーナー

中には頭におめでたいカチューシャを装備していたりこれも邪魔だし反感買うぞって思う人もいるが、
基本的にヒールで高さを盛りまくってる人もいない(スニーカーやエンジニアブーツが多い)
あと、パンツスタイルの人も多い印象だった。コンサートの会場付近がシックな色に包まれる。
目に優しい。
EXOがメンカラの指定が無いからかと思ったけど、SHINeeもSMTもそんな感じだったから全体的にそうなんだろう。
私はどちらかと言うと柄物色物の服が好きなので、K-POPのコンサートにいつもの服装で行くと浮きそう。

あと何より、全身でペンであることをアピールすると言うか、非公式Tシャツやトレーナーを着ている人も結構いる。
公式でそんなのあるんだ、と思ったら思いっきり非公式だった。驚き。
公式ツアーTを着ている人も多い。私も着た。普段はツアーTを買う事なんてなかったけど、デザインが良かったのとゆるっと着やすくて寝巻にできそうという理由で購入。既に寝巻。

ファンの年齢層はそれほど変わらないのに、装備品がこんなにも違うとは思わなかった。


あと、1番の衝撃。
みんな双眼鏡は…!?

アリーナ前列ならまだしもスタンド後列でも双眼鏡を持たない人が多く、かなりのカルチャーショックだった。
それに双眼鏡を持たない文化のせいか、入場時チェックでコレなんですか?と双眼鏡で止められた。
どっからどうみても双眼鏡なのに、止められた。
私はたとえスタンド最前でも首から双眼鏡下げるよ。

  • コンサート中の楽しみ方

これも大きく違う。
装備品のところでも書いたが、双眼鏡を持たない。
それに付随してか、「遠くの推しより近くの他メン」派が多いように思えた。
私は真後ろに他メンがいても気づかずに双眼鏡で推しを追いかけてしまう人間なので、よく回りと視線がクロスしている。
団扇は違う子だけど、近くの通路を歩いている子を見ているとか。ジャニーズならDDって言われるところかもしれない。
回りがそうしていても、自分はやはり「近くの他メンより遠くの推し」なので双眼鏡を覗き込むのであった。

あとは、歌中のコール。
これにも衝撃を受けた。公式で曲中に合いの手があるのだ。
ジャニオタでいうC&Rというと、キスマイで言えばEverybody Goの「キスマイGO」とかテンションの「これからこれから~」とかその位だと思うだろう。K-POPは違う。
めっちゃ多い。長い。難しい。
相手が歌ったフレーズを後追いで叫ぶくらいならすぐに出来るが、間奏部分にメンバー全員のフルネームを叫ぶ(芸名を使っている子も何故か本名フルネーム)のが、慣れるまで大変だしまだEXOですら付いていけない時がある。
ほとんどの曲でそれがあるから気が抜けないし、日本のコンサートなら少ないかもしれないけど、バラードでもよく叫んでる
日本人はバラードは静かに聴いて終わったら拍手という習慣が何故か身についているから、K-POPタレの子たちは珍しいその光景が嬉しい様子。
いや、でもバラードは静かに聴きたい。EXOでも何人か叫び声が聞こえて目からレーザー出してその口燃やすぞって思った。
だってドームにいる5万人がしんとする中で歌えるって本人たち最高に気持ちいいと思うし私も気持ちいい。
その静寂から曲終わりに拍手が溢れるの、本当にいいと思う。

ジャニオタってタレント側から「SAY!」って言われないと叫んじゃいけないみたいな認識があるのかな。
私もSAY!って言われたら迷わず中華!って言います。


もう1つ大きく違うところ。
K-POPオタはあまり踊らない。
ジャニオタとして訓練された手前、本人が踊ってて、それが簡単にできる手振りだったら踊りますよね。
ジャニオタの登竜門タキツバはもちろん、キスマイでもみんな結構踊ってる。
なんだったらRAPの藤ヶ谷のモノマネだってしてる(決してdisってるわけではないが友人との間で楽しんでる)

だがK-POPは踊らないのだ。
振り付けが難しいから?そうじゃない。簡単にできるのも踊ってなかった。
本人がリズムに合わせて手を振ったらそれに合わせてペンライトを振るという調教のされ方は同じなのにな、と不思議に思う。

踊らないK-POPペンの中、踊り狂う私と友人(共にジャニオタ)
踊って楽しいK-POPナンバーワンはEXOのエルドラドです。
そのために両手にペンライトを1本ずつ持って踊ります。楽しい。
xoxoとかウルロンとかwolfとかも楽しいので是非踊って欲しい。

というジャニオタの呟き。

  • 演出

これはもうジャニーズが大概ぶっ飛んでる。
東京ドームは何だってできるってKAT-TUNが教えてくれた。
ステージの使い方や特効を含めた演出の派手さは誰も敵わない。
それがメンバー発信の演出だったりもするから、構成力や演出力、あとグッズデザイン力などマルチな才能を持ったタレントがちらほらいるのった強い。
K-POPのドームコンに行っても空を飛ぶこともバイクで走ることも馬に乗ることも無かった。
でもやっぱりジャニーズってぶっ飛んでるなって思った。

あと、SMだけなのかはわからないけど、本人たちの休憩を含めた映像タイムが多い。
まぁストーリー性があって面白いものは良いけど、たまにどんだけ厨ニやねんっていう意味不明映像もある。
どうしても映像タイムを挟むと観客の熱意は少なからず下がるので、(基本みんな座るし)
個人的にはソロ演出とかで繋いで映像が減ればいいなと思ったりもする。
でも本人たちが限界なのも知ってるので休憩タイムは必要か。

どうでもいいけど、今回のEXOで花道全部がせり上がったの、新しいと思った。
あと、開場の演出に合わせてメンバーの靴に仕込まれたLEDが光った瞬間、
「えっこれキスマイで見た事ある」(ローラーがメンカラに光る演出)と呟いたのは私です。
LED内蔵スニーカーってどれくらい重いんだろう。ローラーならまだしも、アレ履いて飛び跳ねてたけど。

  • MC内容

基本的に挨拶をして宣伝をしてという部分は変わらない。
大きく違うのは、

ジャニーズ:お客さんを楽しませるショーMC
K-POP:お客さんに感謝を伝える場

という感じ。
ジャニのMCでもファンへの感謝の言葉はもちろん聞けるけど、それよりもメンバー同士のナチュラルな会話が多いし、
ファンもそれを望んでる。
K-POPの場合(日本公演だけかもしれないけど)この公演のために沢山準備しましたという言葉と共に、
ファンへの熱烈な感謝感激雨嵐な言葉が聞ける。
それが胡散臭く聞こえないのは本人達が本気でそう伝えようとしてるからだと思うから、素直に凄いと思う。
タレントの熱度としてはハンサムライブに近いものがある。

ジャニーズは公演に対する準備や苦労したことを隠して格好つけたがりなのかも。
これはお国柄の違いなんだろうか。
もしかしたら本国のK-POPコンに行けばMC内容は日本と違うのかもしれないけど、
行ってMCの内容が全てわかるほど韓国語に長けていないので無理である。

しかしEXOのカイくんによる「EXO-L(EXOのファン)はみーんなぼくのもの!」発言に誰一人として「なんだそれ」とならないのは凄い。
これはEXOコン感想で語ろう。



そんなこんなで、多少文化は違うけど、好きなタレントを応援するというスタンスは変わらないジャニーズとK-POP
まだまだこの沼にずぶずぶ浸かっていようと思います。楽しい。
ハマったあの頃は1年後にはもう飽きてるかなと思ってたのに、飽きるどころか好きなユニットは増える一方だ(乾いた笑い)

*1:A.B.CとKis-My-Ft2のデビュー前

*2:POATO,duet,WinkUp