仕事のおかげで少しだけ世界が広がった話
たまには真面目に仕事の話でも。
前にも書いた通り、昨年の4月から仕事と拠点を大阪へ変えまして。でも転職はしていなくて、何をしたかっていうと、社内の制度を使って希望異動をしただけ。
何になったのか?
事務職からキャリアアドバイザー(以下CA)という仕事にチェンジしました。
CAという仕事は簡単に言うと転職のアドバイザー、転職のお手伝いする人。それになりました。詳しくはググって欲しい(人任せ)
日々転職希望者の方のカウンセリングをして転職の悩みつらみを聞いてお手伝いしてます。
そんな仕事を始めて、自分がいかに無知で狭い世界で生きてたんだなぁと実感したんですよね。
何を知ったのか?
- この世にはたくさんの仕事があること
当たり前か!!と思うかもしれないけど、高校まで地元を出ず大学も割と閉鎖的でこの仕事に着くんだけどと決めている人が多いところにいて、母も専業主婦で、とあまり働く人に触れてこない人生だったのもあるけど、何も知らなかった。大学まではバイト先の店長と実習先の職員さんくらいしか「働く大人」と認識してなかった。教師って子どもにとっては社会人というか先生でしかないんだなと気づいた。
新卒で働いたところも病院という閉鎖空間だったし介護病棟なので看護師と介護士とドクターという空間。今考えれば狭すぎだと思うけど、その時は働く大人ってこんな感じかと思っていた。
転職をして初めて一般企業に勤めて、営業事務として関わりのあった営業職や管理部の存在を知った。それでも一般企業ってこうなってるんだ、と発見の日々。でも自分の知る範囲内は自社と一般のお客様のみ。こじんまりとしたBtoCビジネスだったので…。
また転職をして今の会社に入って会社の規模も大きくなって、営業企画制作経理総務法務人事その他諸々のいろんな部署があることも知ったし初めて取引先である他の会社の存在も知るようになった。これがでかい。
その時はまだアシスタントなので、取引先も名前だけ知ってる。契約書に書いてあるから、求人票をチラ見するからなんとなくエンジニアだとかモニターだとかが職種の名前だと言うことを知る。ただ事務的に処理してるだけだけど。
そこからキャリアチェンジをして、CAの世界に飛び込んで唖然とした。
この世の中には営業と事務以外にこんなにも仕事があるのかと。
販売職や総務経理などの管理部門はまだイメージがついたけど、エンジニアやメディカル領域を担当するようになって毎日パニックの連続。エンジニアってITのプログラマーだけじゃないのか。制御設計と回路設計ってなんぞ?MR?CRA?MATLAB?アルファベット多すぎか?DAIGOか?
いろんな方にお会いして話を聞いて調べて学んで、モノづくり業界を知る。メディカル領域を知る。基礎研究から企画開発から製造から品質まで。なるほどこの世界にはこんなにも仕事があるのか。ものを作るのにこんなに工程があるのか。一気に世界が広がった。今使ってるスマホもパソコンもいろんな工程を経ていろんな人の手によって作られて、流れて、売られて、ここに来たのかと。
周りを見るようになった
物の見方が変わった。生活の中にあるものに対して、これはあんな人たちが関わってるんだなぁ有難いなぁと思うようになった。
さすがにインフルエンザで処方された薬の製薬会社を見てテンションあげたのは職業病過ぎるかとおもったけど。
車に乗ったら車載器見ちゃったりとか。駅の看板を見たらあの会社かぁと思いだしたりとか。工事現場を見たら、発注者がどこで現場はどこなのか看板とか見ちゃったりとか。土木作業員の人もセコカンの人も現場監理の人も頑張ってるなぁ納期に追われて大変だろうなぁとか考えちゃったりとか。エステに行ったらサービス業はこういうところが楽しそうだけど契約とる営業かけるの大変なんだろうなぁとか。
みんな頑張って働いてんなぁ!と思います。
まぁなにが言いたいかっていうと、新しいこと覚えすぎて脳みそが爆発しそうなので少しでも楽しく生活に結びつけながら覚えてるよってことです。