Don't Stop Going!

好きなものに突き進む。

推しに幻滅してしまった瞬間。

色々アレなので暫くしたら消すかもしれませんー。



これは、「誰か」を「推し」ていれば必ずしも通る道だと思う。
小さなものから大きなものまで数えたらキリが無いし、推しの数だけそれも増えるだろう。
そんなことを何故今更10年以上アイドルや俳優や何やらを追いかけてきた人間が書くのかと言うと、
つい先日、初めて大きなものを経験してしまったからである。

個人名は敢えて出さないけど、なんとなく誰かわかってしまうかもしれない。
わかってもいいけど敢えて出さないので察してください。





気付けば、彼を「推し」として認識して追うようになって、早4年目。
(3年を過ぎていることにさっき気付いた)
友人に誘われて、別の子も見てみたいしという理由で行った舞台で、初めて彼の名前を知った。
始めはなんて読むのかすらわからず、パンフレットを見て「へぇ」程度だったが、
舞台上の彼を見て印象が変わった。
めちゃくちゃ楽しそうに歌う。
このステージ上で1番今自分が楽しんでます!というオーラを纏って歌っていた。
元々楽しそうに舞台に立つ人が好きで、特に歌やミュージカルやダンスという場面ではキメても欲しいが笑顔が1番だと思っているので、
彼の歌う姿は突き刺さった。
何より、彼の声が凄く凄く好きだった。
まだまだ発展途上だけど、これから伸びそう。何より歌うことが好きそうだから、伸びしろは十分にある。
これからの彼の成長を応援しようと決めた。

1年目。
彼の性格を知る。
基本的にファンに甘えがち。ブログの更新があってもなくても、何を書いてもファンなら許してくれるでしょ?なゆとり精神(なのか?)を持っていた。
私の歴代の推しの中では結構逸脱していた。この時点で。
そのころはアメスタプレミアム放送という1時間で3000円をもぎ取られる悪徳有料生放送が頻繁にあった。
最初は課金して見ていたが、ある日を境に見ることをやめてしまった。
基本的に舞台の上に立っている俳優さんが好きなので、板の上から降りた彼らにさして興味がないというか。
自分のコメントにレスがもらえたり、握手会や写メ会といった接触系イベントもできれば避けたいイベントだったのもあるが、
何よりアメスタ内で毎回コメントに現れる
「何か歌って!」というコメントに対する彼の返答が「放送じゃ絶対に歌わない」という完全な拒否の言葉だったので、
あぁ、これをいつまで見てても歌う彼を見ることは無いんだなと思ってやめてしまった。
やめたあと、レポも漁っていないのでその後彼が放送内で歌ったことがあるかどうかは知らない。

反して、板の上の彼はやっぱり楽しそうに歌う。その年はストリートプレイの仕事が多めだった印象だが、
はっきりとした発声と聞き取りやすい滑舌と、やっぱり表情が良くて通った。
この年に、私が彼に抱いていた夢3つのうち1つが叶う。
それは、某ショー舞台に出ること。
1作目を見た瞬間に、彼にも出て欲しいと思った。
すぐに2作目への出演が決まっていた。夢かと思った。

しかも、役どころも最高で。歌も最高で。
推しててよかったと思った。

2年目
彼に出会った舞台に続投してくれたので、そこで2年目を迎える。
前の年とくらべものにならないくらい歌が上達していて驚く。やっぱり推してて良かった、楽しいと思えた。
その年の舞台はミュージカルや歌モノが多く、こっちも楽しかったし本人も楽しそうだった。
この年、夢3つのうち2つ目が叶う。
それは、ABZに出ること。

もう、このあたりで誰かわかりきってますよね。
大好きな作品に出る。しかも望んでいた役。
海宝マークが好きで好きで堪らなかった私は不安もありつつも嬉しいが勝っていました。
そして本番を見て、不安なんてゼロになった。
最高でした。最高のエピファニでした。
推しててよかったと思った。

3年目
またも彼に出会った舞台に続投。嬉しい3年目を迎える。
名古屋公演にも飛んだ。彼目当ての遠征は初めてだった(帰省ついでの大阪公演はあったが)
また去年より歌がうまくなっていた。表現力が増した感じがした。
相変わらずファンへのスタンスや内面的なものは変わらないなという印象だった。

この年は某事務所主催の舞台を除けばいい仕事ばかりだったように思える。
某アレは客引きとしか思えず記憶から抹消しているので何も言わない。

次の舞台に進む度に、どこか成長が見えることが嬉しかった。
その年の舞台納めだった作品は、何よりも最高と言える舞台だったし、最高の演技と歌だった。
推しててよかったと思った。

でも相変わらず板の上以外というか、役が抜けるとただの人というか。
カーテンコールでは真っ先に捌けてしまったり。
出てくるのは1番遅かったり。
他の俳優さんと一緒に出たイベントでも、会場を後にする時に会釈の一つもしなかったり。
そういうところは直らないなぁ、直す気はないんだろうなと思っていた。

そして2016年始め。
初めて彼に大きな「幻滅」をしてしまった。

某方からコソっと聞いた話なので詳しくは言えないが、簡単に言えば
3つ目の夢だった仕事が彼に舞い込んできた、が。
彼から断ってしまった、そうだ。
まだ自信が無いから、と言う理由で。

不特定多数の前で歌う自信が無くてアメスタで歌わなかったことも知ってる。
でもその時、1年目の時点で「(その仕事)はやらないの?」という質問に、「自分はやりたいけど事務所が許してくれない」
と言っていた。
あれから、少しは自信がついて、堂々と色んな仕事をしてきたんだと思っていたのに。

その話をしてくれた某Pに対して怒ってしまったのはお門違いも甚だしいけど、こういうファンもいるってP伝いで知って貰えたようで良かったのかな。



と言う感じでした。
他の俳優やアイドルを応援しているみなさんは、こんな幻滅どうってことないよって人もいるかもしれない。
勝手に期待して勝手に幻滅してるだけだって言われればそうかもしれない。

いかんせん初めての経験だったので思ったより凹んでます。


うーん、「誰か」を「推す」って難しいな。