Don't Stop Going!

好きなものに突き進む。

SONG WRITERS@シアタークリエ

広大ちゃんが言うように今年1番の舞台、と言えるくらい楽しかった。

もっともっと見たい。



21列センター








ピーター(中川晃教)の歌声を初めて生で聴いたけど、やっぱりすごい。存在感が凄い。
エディ(屋良っち)とのコンビがバランスよくて、アッキーさんの普段の性格とか役柄とかわからないけど合ってたんじゃないかなぁって思う。
屋良っちの役は、相変わらずピッタリ。明るくて突っ走っててコロコロ表情が変わってよく動く。子どもみたいな大人。それがまた合ってる。
印象に残ったのは、やっぱりマリー(島袋寛子)かなぁ。今までアーティストとしては見た事あったけどミュージカルでどんな風になるのかと思ってたら、格好良かった。
曲が合ってたのもあるけど、魅入っちゃった。
一幕はマリーとの出会いとか、エディとピーターのSONG WRITERSとしての日常が主な場面かな。このまま2人でミュージカルを作ってそれを上映していくのかなぁ、って思ってたら、一幕の最後で急展開。そこから怒涛の二幕の始まり。
一幕の中盤まではゆったり見てたのに、一幕の最後からは目が離せない。色んなところに色んな伏線が転がってて、見逃すとあれ!?ってなりそう。

パティとジミーは、エディが描くミュージカルの中の登場人物だけだと思ってたのに、実はその2人は実在していて、パティが実はマリーだった、という衝撃。
そして音楽ディレクターとして一緒に作品を作っていたニックまでが敵の一員だった、という裏切り。
シリアスもあり、笑いもありで忙しい。
本気の戦闘シーンに笑いが詰まってたりするのは流石というか。
そこまでドシリアスにさせない演出だったな。

最後ピーターが眠っているところで、もし全部夢オチでエディも助かってなかったとかだったらどうしよう!?とか考えたけどそこまでではなかった…安心…

あと劇中に使われてる台詞が心にぐっとささるのが多かったのも印象的。

「人は誰もが現実で主演を演じてる」
「人は常にここじゃないどこかを探し続けている」
「夢を見ることをあきらめたら何のために生きているんだ」とか。


あと、「暗号」が解けたのが嬉しかったな。
「ししのしをし」っていうヒントと楽譜が現れて、その謎を解いていくんだけど必死で考えて溶けた瞬間の嬉しさったらない。そういう楽しみ方もアリ。


個人的には、「ハッピーエンドが待っている」って曲が凄く好みです。格好いい。あとはテーマ曲が頭から離れない。
中川アッキーさんの歌と屋良っちのダンス、素晴らしい。
あと植原卓也のマフィア(2回目)も。
平野は相変わらずのオチキャラでオカマだしこれマフィアにオカマってどっちも植原卓也臭すごいなって思いました(…)



SONG WRITERS、いろんな人に見て欲しいミュージカルだなって思いました。劇中の歌詞にあるみたいに、それこそ「見たこともないのにミュージカルを嫌いだと言う人」とか。楽しくて夢中になれるけどメッセージ性もすこくあるし、気を抜けないし、謎か少しずつ解けていくと楽しい。
余裕があればあと2,3回見に行きたいなぁって思った。