Don't Stop Going!

好きなものに突き進む。

数年越しにKAT-TUNのコンサートって楽しいと気付いたのに充電期間に入ってしまった件について

KAT-TUN周年記念コンサート「10ks!」に行ってきました。



元々はKAT-TUNというグループは苦手だった。
このグループを知ったのはおそらくデビュー前。あの事務所の人気グループくらいに認識だった。
あの頃は絶賛エイター時期でエイト以外には基本的に興味もなく、世間を賑わせたごくせんも毎週欠かさず見ていたのは小池徹平小出恵介目当てで話題の仁亀コンビには気にも留めておらず。
KAT-TUNがデビューするとなった時もまだデビューしてなかったんだ?デビューしてすぐ東京ドームとか凄いなぁと完全に他人事で見ていた。
コンサートにも行きたいと思う事はなかった。その理由は一つ。

正直KAT-TUNが怖かった。

歌はロックで恰好良いとは思っていたけれど、音楽番組でパフォーマンスを見るたびにこう思っていた。
「なんだこのチャラくてイキっててギラギラしてる奴らは」

なんかファンのことメス豚とか言い出しそうですげー怖いと思ってた。私は跡部担じゃないのでそういうの嬉しくないんで結構とか勝手に拒否してたのかもしれない。
あと、エイター的にかもしれないけど「KAT-TUNは東京で成功して売れてる」から応援するならエイトをもっと応援しないとみたいな変な使命感もあった。
ちょっと僻んでたとこもある。
で、KAT-TUNの動向も全くわからず、メンバーもあやふやにしかわからない(知ろうともしない)まま数年過ぎた頃、私はエイトからキスマイに担降りをした。
安田から北山へ。エイトからキスマイへ。関西から関東へ。デビュー組からジュニアへ。かなりのシフトチェンジだった。
そこで知る関東の世界。ポケモンで言うならカントー地方からジョウト地方に来た感じ。

そこで初めて、ちゃんとKAT-TUNを見るようになった。
まず少年倶楽部をちゃんと見るようになると、MCとして中丸を見るようになる。
ゲストにKAT-TUNがめちゃくちゃ来る。
そして何より、KAT-TUNのバックにキスマイがつくことが多かった。
KAT-TUNがCDを出して音楽番組に出れば必ずと言っていいほどエビキス*1がバックについた。
バックにつく自担のためにKAT-TUNが出る音楽番組をすべてチェックするようになった。
でもまだ、KAT-TUNがは怖い存在だった。

そんな中、初めてKAT-TUNを生で見る機会に恵まれる。
それがQueen of pirates。所謂女王コンというやつだ。
それまでもキスマイの現場にはいきたいけどKAT-TUNのコンサートはなるだけ避けたいと思っていた。
やっぱり怖いからだ。コンサートの映像を見ていても怖い。本人も怖けりゃファンも怖い。
あんな中にジュニアの団扇なんて持っていったらファンに殺されるかもとか思っていた。
でもそんな恐怖<キスマイが見たいという気持ちの変化で臨んだ初KAT-TUNコン。

やっぱり怖かった。凄かったけど怖かった。
まずはステージの見た目。
エイトコンばかりに行っていた私がまず驚いたのは、メインステージが一目でわかること。
当たり前だと笑われるかもしれないが、そのころのエイトコンなんてどこがメインステージかわからないくらい簡素なセットで、大きなモニターも無かった。
ムビステなんて無いしメンバーの移動は走るか三輪車って感じだったんだ。
正反対なKAT-TUNのセット。海賊モチーフだからか装飾も凝っていて、でかいモニター画面もある。
そして何より、本人が船に乗って空から降りてきたときはマジでビビった。
火も出るし水も出るし本人が走らなくてもステージが動くし凄かった。
あとファンに殺されることはもちろんなかったけど(でなければ私はここにいない)恐怖体験はあった。
横にメンバーのトロッコが通ればもみきちゃにされるし。私が動かなければ舌打ちされるし。
(私はトロッコの亀梨よりも遠くで踊る北山を見ていたわけで)
やっぱり怖いと思いながら私の初カツコンが終わった。
コンサート自体はすごいしキスマイもたくさん出してくれるのでありがたい先輩程度に思っていた。

そんなこんなでバックを目当てにカツコン参戦回数が増えていく。
私も慣れてきたのか怖いと思う気持ちもだんだん薄れてきたような気がする。
声ださねぇと命はねぇからな!と言われても殺されない事を知った。当たり前だけど。


そんなKAT-TUNと私の距離?が変わったのは、キスマイがバックにつかなくなったあたりから。
バックにつかないなら行かなくてもいいかなと思っていたが、なんとなく誘われて関ジュを見に行こう!と京セラドームに行ってみたり。
でもやっぱり自分から積極的に行こうという気持ちはあまりなく、行ってないツアーもある。(カムヒヤかな?)
そうこうしているうちに1人また1人とメンバーが減っていくのをどこか他人事のように見ていたりもした。
個性的なメンバーが多いと大変だなあとか、キスマイはそんなこと言ったらやってけないから血迷うなよとか本当に他人事。
そりゃあメンバーが減ればショックだけどメンバーの誰が特に好きで応援しているわけでもない私が何を言ってもなぁと思っていた。

そんな中、初めてKAT-TUNを見にKAT-TUNのコンサートに行った。
それが9uaterコンだった。
これも誘われて入ったクチだったけど、バックもいない(外部ダンサーだった)KAT-TUNのコンサートは初めてで。
友人の中丸団扇を手伝って持ちつつペンライトも借りつつの完全ド新規みたいな姿での参戦。

これがめっちゃ楽しかったんだ。
演出も特効も衣装も全部が新鮮だった。今まで幾度となくKAT-TUNのコンサートに行ってた筈なのに。
きっと私はコンサートの中身よりも目当てのジュニアの為に双眼鏡をのぞくことに必死だったんだ。
双眼鏡という狭い視野のせいで、演出諸々を全く見れていなかったんだ。

そこで気付く。KAT-TUNのコンサートの楽しさ。
双眼鏡を通さずに見る演出の素晴らしさ。特効の凄さ。(RAYはさすがにぶっ飛んだ)
エンタテイメントが詰まってた。KAT-TUNのコンサートはディズニーランドだと思った。
目当てがなくても行くだけで楽しい夢の国みたいな。
そこで10周年記念コンサートがあるなら絶対行こうと思った。


そんな中、田口の脱退とグループとしての充電期間が発表される。
正直ショックだった。どこかあの4人はもう欠けないなと他人事ながら思っていた節もあるし、ここまで減ったら休止も無いだろうと思っていたのに現実は違った。
発表されてからあっという間に時が過ぎ、迎えた充電前最後のコンサート。
正直数年来応援してるハイフンさんではない私が行ってもいいのかと思いつつ、当ててもらったし行きたいし行こう!と意気込んで参戦。


……やっぱり楽しかった。
席はド天井でも何も関係ないくらい楽しかった。
知らない曲も正直ある。シングルのカップリングまでは網羅してない。でもバック目当てで行ってたお陰か振付は完璧に覚えていたし、控えめだと言われていたけど演出も特効も凄かった。
個人的には中丸ソロコーナーのレーザー演出がとても好きだ。

そんなこんなで楽しい3時間弱が終了して、私のカツコンが4月30日をもっていったん終了となった。


正直寂しい。
あのKAT-TUNランドに次いつ行けるかわからない状態が寂しい。
そこで改めて、KAT-TUNのコンサートが楽しくなってたんだなあと気付く。
バック担って視野が狭いんだなあと気付く。
ちょっと視野を広げるって大事だなあと気付く。



何が言いたいかっていうと。
充電終わったらドームでまた火花飛ばしまくって爆破しまくって水だしまくってレーザー放ちまくりなあの感じをワンモアプリーズ。